 
| 10 | 2025/11 | 12 | 
| S | M | T | W | T | F | S | 
|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | ||||||
| 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 
| 9 | 10 | 11 | 12 | 13 | 14 | 15 | 
| 16 | 17 | 18 | 19 | 20 | 21 | 22 | 
| 23 | 24 | 25 | 26 | 27 | 28 | 29 | 
| 30 | 
	
	テーブルに所狭しとばかりに並べてあるカボチャ料理は、風邪を引かないようにという祈願の意味を今日は持つらしい。
	それを自慢げにクルーたちに教えて、用意したコックは溺愛しすぎている恋人の隣に座り。
「レディ、どうぞ!」
手ずから、料理を食べさせようとしていた。
「あ、あの、自分で食べ、られますから!」
	口元に持ってこられたカボチャの煮物に、泣きそうになりながら。ブルックは、恥ずかしいですと首を横に振る。
	しかし、その程度の拒否で諦めるはずもないサンジは、「あーんしてください」とデレデレデレデレして勧める。
	その光景を、座る位置の関係で真正面から見なければならないウソップは。
(・・・・顔を向けるな、俺。目を向けるな、俺。決して意識をバカップルに向けるな、俺えええええ!)
一生懸命に料理に集中して、さっさと逃げ出すために。今まで生きてきたなかで一番の早食いを、繰り広げていた。
	
	
	
	(せめて場所を考えて、イチャイチャしてくれ!)